Minerva日本史ライブラリー<br> 「大正」再考―希望と不安の時代

Minerva日本史ライブラリー
「大正」再考―希望と不安の時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 288,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623036363
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C3321

内容説明

「大正」という時代を通説とは異なったユニークな視点から、あるいはこれまで皆無であった新鮮な視点から捉えなおし、政治・文化等それぞれの分野における、その「時代の精神性」を浮かび上がらせている。

目次

第1章 英米関係と東アジアにおける日本の役割意識 一九二一~一九二七
第2章 大正外交の基調―国際協調論と勢力範囲論
第3章 大正期経済外交の視点―国家像の再構築
第4章 吉野作造の二大政党論―大正期における「民本主義」変容の一断面
第5章 ロシア革命の大正日本への影響の一事例―吉野作造の場合
第6章 大正期の家族と国家―私生児の出生をめぐって
第7章 長谷川如是閑の文芸作品における「ひとりもの」の問題
第8章 「愛」と「政治」―倉田百三と有島武郎
第9章 大正期におけるフランス象徴主義の受容―冨永太郎論
第10章 イタリア・ファシズム、その日本における受容と表現形態―「英雄としてのムッソリーニ像」の生成“IL FASCISMO” nel Giappone

著者等紹介

関静雄[セキシズオ]
1947年9月生まれ。京都大学大学院法学研究科博士課程修了。京都大学法学部助手、帝塚山大学教養学部教授を経て、帝塚山大学法政策学部教授(日本政治外交史専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。