出版社内容情報
互恵的ボランティアシステム構築の途を探る。
内容説明
1999年~2003年にわたって日本、アメリカ、中国で行った調査結果の分析をもとに、少子・高齢社会での「人間性の追究とその対応」について述べる。この問題の歴史的背景を要約しながら、「家族」と「コミュニティ」をキーワードに、特に「福祉ニーズ」の観点からこれらの問題を整理し、次に「医学・医療技術の発達」を視野におき、「介護・ケア意識」と「ボランティア活動」を手がかりに、問題解決の糸口と人間性の追求を模索する。
目次
第1部 理論編(日本社会の構造とその変化;日本の家族;医学・医療技術の発達と複雑な問題;福祉ニーズの追求とその対応;ボランティア活動)
第2部 実証編―介護・ケア意識とボランティア活動(日本の既婚女性の介護・ケア意識とボランティア活動;日本およびアメリカの学生の介護・ケア意識とボランティア活動;学生の介護・ケア意識とボランティア活動の実態―日本・アメリカ・中国の国際比較;介護・ケア意識とボランティア活動の意識の流動性―アメリカ・中国の学生の意識;活動を支えるボランタリズム)
第3部 資料編―調査表と調査結果
著者等紹介
池田勝徳[イケダカツノリ]
1944年生まれ。1967年法政大学社会学部卒業。1973年日本大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程修了。日本大学文理学部助手を経て、1990年より日本大学法学部教授、現在にいたる。所属学会は日本社会分析学会、日本ペンクラブなど
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