認識問題〈3〉近代の哲学と科学における

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  • サイズ A5判/ページ数 539,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622031932
  • NDC分類 134.8
  • Cコード C3010

出版社内容情報

本巻はカント以後、ヤコービに始まり、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、ショーペンハウアー、フリースまで。哲学史の記念碑、完結。

ルネサンス以前から20世紀まで、クザヌス、デカルトからホッブズ、スピノザ、ライプニッツ、カント、モムゼン、ブルクハルトまでを独自の方法意識で描いたドイツの碩学、カッシーラーの記念碑的哲学史、全4巻・5冊の画期的訳業がここに完結する。本巻はカント以後、ヤコービ、ラインホルト、マイモンに始まり、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、ヘルバルト、ショーペンハウアー、フリースまでを描く。

内容説明

ルネサンス以前から20世紀までを独自の方法意識で辿った記念碑的哲学史、全4巻・5冊の画期的な訳業、完結。第3巻はカント以後、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、ショーペンハウアーを中心に描く。

目次

第1章 「経験の対象」と「物自体」
第2章 フィヒテ
第3章 シェリング
第4章 ヘーゲル
第5章 ヘルバルト
第6章 ショーペンハウアー
第7章 フリース

著者等紹介

カッシーラー,エルンスト[カッシーラー,エルンスト] [Cassirer,Ernst]
1874‐1945。ドイツの哲学者。旧ドイツ領ブレスラウ(現ポーランド領ヴロツワフ)に生まれる。ヘルマン・コーエンの下でカント哲学を学び、マールブルク学派の一人に教えあげられる。『近代の哲学と科学における認識問題』(1‐3巻、1906‐1920、4巻、1950)や『実体概念と関数概念』(1910)で独自の立場を確立。1933年、ナチスの支配と同時に亡命を余儀なくされ、オクスフォードからスウェーデンをへて、1941年以後アメリカで活躍する

須田朗[スダアキラ]
1947年千葉県生まれ。東北大学大学院哲学専攻修了。弘前大学助教授を経て、中央大学文学部教授

宮武昭[ミヤタケアキラ]
1949年北海道生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、中央大学文学部教授

村岡晋一[ムラオカシンイチ]
1952年熊本県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、中央大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

8
カントの「思想的動機」に注目し、彼以後の概念ネットワークを把握しようとする著者は、従来の哲学史にある党派的で「毀誉褒貶」的な論争から距離を取る。本巻では、力と法則でできたニュートン力学的時空をア・プリオリに設定したカントが、物自体と超越論的主観の間を揺らぎ漂う経験主体を、その限界を画す批判の力によって停留させようとする努力が、彼以後、物自体と経験の対象の区別(ヤーコビ)、根元(ラインハルト)、絶対者と基礎づけ(フィヒテ)、超越論的観念論(シェリング)、総合(ヘーゲル)等の概念へ変奏していく19世紀を辿る。2019/04/20

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