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内容説明
かつての沖縄で、若者の死の直後に墓所で行われることのあった、死者との離別の葬宴「別れ遊び(ワカリアシビ)」を取り上げて、そこにみられる死者と生者の交流の様相と、死者とその霊魂に対する人々の観念を検討し、この儀礼のもつ意味を考察する。
目次
第1章 「別れ遊び」儀礼と死者観念
第2章 葬送儀礼と出産儀礼にみる霊魂の憑着と力の作用
第3章 沖縄の霊魂観―霊魂の憑着をめぐる桜井説の可能性
第4章 出産夜伽と霊魂観―赤ん坊の生死と霊魂
第5章 出産と霊魂の囲い込み習俗―霊魂の来訪と宿り
第6章 死と二つの霊魂―一身二霊魂観をめぐって
第7章 一身二霊魂観とその構造
著者等紹介
加藤正春[カトウマサハル]
1950年東京都生まれ。国際基督教大学卒。東京都立大学大学院修士課程、駒澤大学大学院博士後期課程を経て、1990年よりノートルダム清心女子大学勤務。現在、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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