内容説明
コロナ時代を生きる私たちは、グローバリゼーションと高度経済成長・過度な都市化を見直し、欧州を一つのモデルとして、地域重視と食料自給へ向かわざるを得ない。持続可能性を考えれば、有機農業への大転換という道しかない!各地を取材し、日本農業の特質をよくふまえたうえで提言。
目次
1 食・農・地域を守る思想
2 学校給食と有機農業と地域づくり
3 地域に広がる有機農業
4 田園回帰と有機農業
5 東日本大震災から考える
6 協同組合と都市農業
7 自治体職員・首長へのメッセージ
著者等紹介
大江正章[オオエタダアキ]
1957年神奈川県生まれ。1980年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。学陽書房勤務を経て、1996年にコモンズ創設(2009年に梓会出版文化賞特別賞受賞)。現在、コモンズ代表、ジャーナリスト、アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表、全国有機農業推進協議会理事、農林水産政策研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小池 和明
1
学生時代というと大分前になるが、有機農業や自然農法に関する本をよく読んだ。久しぶりにその手の本を手にした。副題にあるとおり、新型コロナ感染症が流行っているさなか。みどりの食料システム戦略が登場して…ロシアによるウクライナ侵略があって、改めて生産資材が輸入に頼る現実に晒されて、みどりの食料システム戦略やら有機農業にスポットが当たった気がする。ためになる事例がたくさん書いてあった。あとがきには著者の熱い想いが書かれている。集大成のような好著。2022/07/12
あたおろち
0
埼玉県小川町の有機栽培事例が豊富2021/04/06